サウナとダイエットの科学的な関係


サウナで痩せるメカニズム
1.サウナで甲状腺ホルモンの分泌量が増える。
2.甲状腺ホルモンが増えると、基礎代謝が高くなる。
3.基礎代謝が高いと、カロリーを消費しやすい体になる
4.よってサウナにより、やせやすい体になる

基礎代謝というのは、運動も何もしていなくて、普段の生活で使うエネルギーのこと。基礎代謝が高い人は、何もしていなくても、カロリーを消費しやすい体を持っている。

甲状腺ホルモンは、首にある小さな臓器である甲状腺から分泌されるホルモンで、ヨウ素を4個持つサイロキシン(T4)と、ヨウ素を3個持つトリヨードサイロニン(T3)から成る。甲状腺ホルモンは全身の基礎代謝を活性化させる役割がある。代謝ホルモンとも呼ばれ、やせやすい体を作る。

サウナが甲状腺ホルモンを増やすことがいくつかの研究で報告されている。
・サウナに30分間滞在すると甲状腺ホルモンが増える
論文名:甲状腺機能正常被験者の血漿中のTSHおよび甲状腺ホルモンレベルに対するサウナとブドウ糖摂取の影響
Effects of sauna and glucose intake on TSH and thyroid hormone levels in plasma of euthyroid subjects
V Strbák, P Tatár, R Angyal, V Strec, K Aksamitová, M Vigas, H Jánosová
・サウナにより甲状腺ホルモンが分泌される
論文名:サウナのメリットとリスク
Benefits and risks of sauna bathing
M L Hannuksela , S Ellahham

甲状腺ホルモンの変化により、サウナにはファスティング(断食)と同じ効果もある。ファスティングで起こる甲状腺ホルモンの非常に特徴的な変化が、サウナに入って20~30分後に起こる。本来は一日かけてやっと得られる断食効果を、サウナなら20~30分で叶えられる。
著名:医者が教える究極にととのうサウナ大全(たいぜん)
加藤容祟

またサウナに入るとHSPが増えて脂肪を燃やす脂肪細胞が活性化すると言われる。